大会期間中に気を付けること5選
はじめに
パリオリンピック観戦と観光のためフランスへ行ってきました。
その際に気を付けたこと、困ったことをシェアしたいと思います。これからパラリンピックも始まりますので、大会期間中にパリに行かれる方は参考にしてみてください。
パリオリンピック日程:2024年7月26日~8月11日
パラリンピック日程:2024年8月29日~9月8日
①ルーブル美術館は予約必須
2024年7月1日から9月8日まで、ルーブル美術館へ入場するには予約が必須となります。
ミュージアムパスを購入した場合でも、入場時間枠の予約が必須となります。
ルーブル美術館のホームページより時間枠の予約、チケット購入が可能です。
1.で日付を選択し、2.で時間を選びます。
朝の枠から埋まっていくので、日付が決まったら早めに予約しましょう!
3.でチケットの枚数を選択します。入場チケットも購入する場合は General admission(18歳以上)を選択します。
18歳未満の方は身分証が必要と記載されています。パスポートを持っていきましょう。
ミュージアムパスを持っている場合は、Louvre members か Other visitors entitled to free admission を選択してください。
以前はミュージアムパスの項目があったようですが、2024年8月時点では表示されていません。金額が0であることを確認してください!
ルーブル美術館のほかに、ミュージアムパスを持っている場合でも、予約必須の場所はこちらです。
– オランジュリー美術館
– サント・シャペル教会
– コンシェルジュリー
– ヴェルサイユ宮殿とトリアノン
– シテ建築遺産博物館/建築・文化財博物館
– マリーヌホテル
– ユダヤ教芸術歴史博物館
ミュージアムパス詳細については、こちらの記事にまとめています。
②地下鉄とバス料金が2倍
Navigoという日本のSuicaのようなカードがあります。
スマートフォンを利用したほうがカード発行手数料がかからないのでお得です!券売機で1回分の切符のみ購入することも可能です。
通常は地下鉄やバスに使える1回券の料金が2.1ユーロです。
オリンピックおよびパラリンピック期間中の2024年7月20日~9月8日に購入した場合は1区間の料金が4ユーロに設定されています。
人数が多く距離が近い場合はタクシーのほうがお得かもしれませんね
③制限エリアがある
7月24日から9月8日の大会期間中は制限エリアがあります。特に開会式、閉会式、試合中に規制がかかるので事前にこちらのホームページから地図を確認しておきましょう。
PASS JEUX
Am I concerned by a Pass Jeux? をクリックすると詳細が確認できます。
・グレー:オリンピック、パラリンピックの会場にアクセスするには観戦チケットの提示が必要です。
・レッド:歩行者、自転車、キックボードはそのままアクセス可能です。バイク、車でアクセスする場合には事前にQRコードの発行が必要です。
・ブルー:歩行者、自転車、キックボードはそのままアクセス可能です。バイク、車でのアクセスする場合もQRコード不要です。
この図の少し下の 04: Check if an address is within the perimeters の I check the interactive mapをクリックすると地図を確認することができます。
中央の部分の日付と時間を選択すると制限エリアの確認ができます。
私の失敗談
私は今回1区に宿泊しました。ホテルが制限区域内だったため、滞在前にホテルからウェブサイトが送られてきました。
1年前に予約したので、制限区域とわかったのは大会開催3か月前です。キャンセル不可のためそのまま滞在しました。
パリからロンドンへ向かうため、ユーロスターを予約していました。チェックアウト前日にホテルの受付の方に相談しました。
明日の朝8時にパリ北駅までタクシーをお願いしたいです。ホテルの前までタクシーは呼べますか?
予約した場合はホテルの前まで来てくれるよ!電話しておくね!
チェックアウトの朝、受付の女性がフランス語で電話中でした。
電車の時間もあるし、早くチェックアウトしたい。。。
やっと電話が終わり、チェックアウト手続きをすると信じられないことを言われました。
あなたタクシーの予約したよね?運転手と電話で話したけど、ホテルまで来られないって言ってるからキャンセルでいい?
え!?昨日の話と違うじゃん!来れないってどうゆうこと!?と思いつつ、どうしたらいいか受付の女性に聞いてみました。
少し通りに出たらタクシー拾えると思うわ
約20kgのスーツケースをもって通りにでましたが、タクシーが全然いない。普通の車すら走ってない…
配車アプリBoltで試してみるも、あと5分で到着予定から突然のキャンセル。そのあとも5回くらい同じことの繰り返し。時間だけがすぎてタクシーがみつからない…
スーツケースを持ったまま途方に暮れていると、日本人女性の方が話しかけてくれました。その方に聞いたところ、その日はマラソンがあり大々的に道路を規制しているとのこと。
タクシーを見つけるのは難しそうでした。メトロで向かおうかとも思いましたが、パリの地下鉄は階段が多く、エレベーターがないところがほとんど。
持ち上げるのがやっとの大きなスーツケースで階段の上り下りは無理でした。
別の配車アプリなら、タクシーが見つかるかも!
今度はUberを使ってみました。するとやっとタクシーが見つかりました。
なぜか現在地とは離れた場所が乗車場所になっていました。地図を見ると徒歩10分くらい。
あと直進で5分くらいのところで、マラソンコースの柵が現れました。警察に渡っていいか確認したところ、迂回して信号機のところを通ってと言われたので、ひたすら歩きました。
タクシーに乗り、駅に着いたときには出発12分前。ダメもとでパスポートコントロールに向かいましたが、乗車できませんでした。
今回スタンダードプレミアの席を予約しました。30分前に受付終了と案内がありました。
ユーロスターに乗り遅れた場合についてはこちら
事前に制限エリアを把握して、タクシーがどこから乗れるか確認しておきましょう。
④交通機関の運行状況
交通規制などにより、大会期間中はバスや地下鉄の運行状況が変わってきます。
Google Mapsを普段使用していますが、最新の交通状況が反映されてない場合もありました。
パリオリンピック公式の交通アプリ PARIS 2024 TRANSPORT PUBLIC をインストールしておきましょう!
今回私の滞在中に実際にあったことは…
・地下鉄駅が閉鎖されている(チュイルリー駅、コンコルド駅)
・バスが時間通りに来ない、運休している
・バス停が移動していて乗り場がわからない
・大会公式アプリに表示された地下鉄が運休している
移動する前に、駅改札、観光地、競技会場付近にいるボランティアの方や職員の方に運行しているか確認するのが安心です。
英語が通じない場合もあるので、アプリの画面を見せましょう!
公式アプリは駅名がフランス語で表記されています。
⑤スポーツ観戦後の混雑
競技観戦後は大変混雑します。日本のコンサート会場のような規制退場はありません。
道路も駅もすべて込みます。急いでいる場合は、最後まで試合を見ずに途中で帰ると混雑を避けられます。
最後まで観戦してから移動する場合は、駅などで身動きが取れなくなるので、トイレに行っておくと安心です!
観光やレストランに行く場合も、大会の競技会場や時間をある程度把握しておくことをおススメします。
まとめ
・美術館は事前に予約する
・大会期間中は地下鉄とバスの料金が2倍になる
・制限エリアを確認しておく
・バスや地下鉄の運行状況は公式アプリと現地の人に確認する
・競技後の混雑に備えて早めに行動する or 時間に余裕を持つ
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