1.パリミュージアムパスとは
パリおよびその周辺の美術館、博物館など50か所以上の施設に入場できるパスです。
有名な場所の例は、ルーブル美術館、オルセー美術館、凱旋門、ベルサイユ宮殿などがあります。
パリミュージアムパスの種類
パリミュージアムパス公式サイトによると、3種類あります。
・2日 48時間:62ユーロ、4か所以上訪れる場合におすすめ
・4日 96時間:77ユーロ、5か所以上訪れる場合におすすめ
・6日 114時間:92ユーロ、6か所以上訪れる場合におすすめ
滞在時間とスケジュールに合わせて選びましょう
最初に訪れた施設でパスを使った時から、時間のカウントが始まります。
ミュージアムパスはどこで買える?
・オンライン:公式サイトは英語とフランス語のみ対応しています。日本語で購入したい場合は代理店などを利用しましょう。
・美術館、博物館、空港、ディズニーランドパリなど
公式サイトで購入できる場所が確認できます。
ミュージアムパスを購入するメリット
・時間が節約できる
優先入場ができるので、時間が節約できます。
毎回窓口でチケットを購入する必要もありません。
・お金を節約できる
たくさんの施設に訪れるほど、お得になります。
ルーブル美術館は2024年1月から入場料を17ユーロから22ユーロへ値上げしています。
ミュージアムパス利用時の注意点
・事前予約が必要な施設がある
ミュージアムパスがあれば入場は可能ですが、日付と時間を事前に予約しなければならない施設もあります。
特にオリンピック、パラリンピック期間中は注意が必要です!
事前予約が必要な施設一覧
– ルーブル美術館
– オランジュリー美術館
– サント・シャペル教会
– コンシェルジュリー
– ヴェルサイユ宮殿とトリアノン
– シテ建築遺産博物館/建築・文化財博物館
– マリーヌホテル
– ユダヤ教芸術歴史博物館
ルーブル美術館の事前予約についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
・オンラインチケットがすぐに届かない場合がある
私は今回ミュージアムパス公式サイトから4日間のオンラインチケットを購入しました。
ウェブサイトにはオンラインチケットは数分後にメールで受け取れると記載がありました。
ルーブル美術館に行く前日に購入しましたが、翌日になってもメールが来ませんでした。
ウェブサイトの問い合わせからチケットが送られて来ない旨、連絡しました。
数時間後に『あなたの注文を確認しました』とチケットが送られてきました。
間に合ってよかったー(泣)
チケットは早めに購入しましょう!!
公式サイトへは、英語かフランス語での問い合わせが必要です。
・1つの施設で1回のみ使用できる
再入場ができません。
ルーブル美術館に5日間行きたい!という場合は年間パスの購入をおすすめします。
2.実際に訪れた場所6か所
①ルーブル美術館
基本情報
・オリンピック、パラリンピック期間中は要予約
・休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
・営業時間:9:00~18:00、水曜日、金曜日のみ21:00まで営業
・入場料:22ユーロ(大人)
実際に訪れて感じたこと
・ミュージアムパス専用入り口がある
ピラミッドのところに行列ができていましたが、係の人に聞いたらピラミッドの左側の建物から入るように言われました。
・荷物検査がある
荷物は少なくしていきましょう。
・インフォメーションの場所がわかりにくい
建物の中に入ってから、テンションが上がってしまい通り過ぎてしまいました。
モナリザの案内を見つけて、突き進んでしまいました!
日本語の館内マップがあるので、ここで貰ったほうが良いです!
・見たい作品の部屋番号を確認する
簡単な案内の看板はありますが、部屋数も多いので部屋番号を確認しておきましょう。
迷ったら美術館の方に質問しましょう!
ミロのヴィーナスの部屋を通り過ぎてしまい、2回目で見ることができました(笑)
・人気作品は人だかりができている
特にモナリザは大混雑しています。正面から見たい場合は列に並びましょう!
長時間見ることができないので、カメラと心の準備をしておきましょう
・ミュージアムショップが広い!
広さと品数の多さ、クオリティに驚きました!
・トイレも混雑している
トイレも並びます。余裕をもって、見つけたら利用しましょう!
私が利用したトイレは便座なしのタイプでした。
・ルーブル美術館でもオリンピック、パラリンピック気分を味わえる
外のピラミッドのところが大会仕様になっています!
・ピラミッドの反対側の門の方行くと、聖火台の気球が見える!
少し暗くなってからがおすすめです。
②オルセー美術館
基本情報
・予約不要
・休館日:毎週月曜日、5月1日、12月25日
・営業時間:火曜~日曜 9:30~18:00、木曜のみ21:45 まで営業
・入場料:16ユーロ(オンラインで購入)、14ユーロ(現地購入)、レイト割引あり(詳細はこちら)
・ミュージアムパス専用入り口:C1
実際に訪れて感じたこと
・ミュージアムパスの場合予約なしで入場できる
パスを利用する場合は時間指定が不要なので、オープン時間に行くのがおすすめです!
・5階から先に見るべし!
5階にルノアール、モネ、ゴッホなどの作品が展示されています。
人が少ない朝の時間に、人気作品を鑑賞しましょう!
Emily in Parisのロケ地にもなった時計も、5階にあります!
1つ目はカフェにあります。
2つ目の時計からはオリンピック、パラリンピックの聖火台の気球が見えます!
時計も人気撮影スポットなので、早めにチェックしておきましょう!
どんどん人が増えてきます
・5階バルコニーからパリが一望できる!
オリンピック開会式の舞台となったセーヌ川には、絵画のパネルもありました!
気球とモンマルトルの丘も見ることができます!
・エッフェル塔も見える!
別の展示室からはエッフェル塔も見えます。
パリの有名スポットがこんなにたくさん見れるとは、驚きです!
・建物もおしゃれ
こちらの建物は、以前駅舎として使われていました。
展示作品だけでなく、建物を見るだけでも楽しいです!
・レストランが閉まっていた
2階のレストランに行ってみましたが、閉まっていました。
カフェは行列だったので、食事したい場合は美術館の外の方がいいと思います。
ミュージアムパスは再入場できないので、お気を付けください!
③サント・シャペル
基本情報
・訪問日時、要予約
・休館日:1月1日、5月1日、12月25日
・営業時間:4月1日~9月30日 9時~19時、10月1日~3月31日 9時~17時
・入場料:13ユーロ(大人)、コンシェルジュリーとセットの場合は20ユーロ
実際に訪れて感じたこと
・セキュリティが厳重
今回訪れた施設の中で1番セキュリティが厳重です!
荷物検査に加えて、ボディスキャンもあります!!
検査に時間がかかるので、早めに向かいましょう!
・階段の上り下りがある
建物に入ってすぐにステンドグラスが見えると思っていました。
まさかの、階段を上ったところにあります!
階段を上る価値がありました!パリで最古のステンドグラスです!!
後ろ側にバルコニーもあります!
・教会なので、静かに!
大きな声で話していると、係の人に注意されますのでマナーを守りましょう。
・暑い
エアコンもなく、ステンドグラスから太陽光が入り、さらに階段を上るので暑いです。
夏に行く場合は、涼しい服装をおすすめします!
④コンシェルジュリー
基本情報
・訪問日時、要予約
・休館日:5月1日、12月25日
・営業時間:9:30~18:00(最終入館17:30)
・入場料:13ユーロ(大人)
実際に訪れて感じたこと
・日本語対応のタブレットがある!
追加料金なしで借りることができます。
写真にあるように、設置されているQRをタブレットで読み取ると…
当時の部屋の様子をタブレット越しに見たり、日本語で解説が読めます!
・マリーアントワネットの独房がある!
マリーアントワネットが処刑される前に収容されていた場所は必見です。
・ミュージアムショップがかわいい
マリーアントワネットのグッズもたくさんあり、お土産にもおすすめです!
・トイレがキレイ
無料で利用できます。便座もありました。
⑤軍事博物館・ナポレオンの墓
基本情報
・予約不要
・休館日:1月1日、5月1日、12月25日
・営業時間:10:00~18:00、毎月第1金曜のみ22:00まで営業、最終入場は閉館30分前
・入場料:15ユーロ、レイト割引10ユーロ
実際に訪れて感じたこと
・外で荷物検査
建物入り口ではなく、門の近くで荷物検査をしました。
・外観がかっこいい
地下鉄駅から徒歩で向かいましたが、金色の屋根が遠くからも目立っていました!
建物内の屋根もきれいなので必見です!
・ナポレオン以外のお墓もある
ナポレオンのお墓がひとつだけあると思っていましたが、ほかにもたくさんお墓があります。
ナポレオンの兄弟や息子のお墓もあります。
・ナポレオンのお墓は大きい!
想像していたよりも大きかったです!床の装飾もきれいでした!
上からと、階段で下に降りたところから見ることができます。
・ナポレオングッズがかわいい!
ナポレオンのバッジと眼鏡やスマートフォンを拭ける布を購入しました!
バッジは9.95ユーロ、クリーナーは約9ユーロでした!
・外のお庭もきれい
整備されていてとてもきれいです。
エッフェル塔も見えるので、おすすめ撮影スポットです!
⑥凱旋門
基本情報
・予約不要
・休館日:1月1日、5月1日、5月8日午前、7月14日午前、11月11日午前、12月25日
・営業時間:4月1日~9月30日 10:00~23:00、10月1日~3月31日 10:00~22:30
火曜のみ11:00~
※2024年8月28日のみパラリンピック開会式のため、22:00まで。(ウェブサイトより)
・入場料:16ユーロ
実際に訪れて感じたこと
・オリンピック、パラリンピック仕様になっている!
・人も車も多い!
人気観光地なので混雑しています。
車やバスも多かったので、写真撮影の時には事故にご注意ください
・門に登ることができる!
今回はスケジュールの都合により、残念ながら登れませんでした。
ミュージアムパスで入場できるので、次回挑戦したいと思います!
・バス停の場所が変わっている
google maps、オリンピック公式の地図アプリを両方使いましたが、バスに乗れませんでした…
表示されているバス停で待っていたところ、バスの運転手さんがジェスチャーで後ろの方と教えてくれましたが見つけられず…
警察や大会ボランティアの人にも聞きましたが、わからず…
大会期間中はバスの路線や乗り場が変更されていますのでご注意ください!
結局メトロを利用しました(笑)
3.まとめ
・5か所の入場料合計金額は79ユーロで、2ユーロ節約できた
・すべての施設でほぼ待ち時間なしで入場できた
・効率的に観光地を回りたい、時間を有効に使いたい人にミュージアムパスはおすすめ!
コメント